ついいましがた、我が家の愛犬がこの世を去りました。
いきなり泣いてるような声でおかんが走ってくるからなにかと思えば。 今思えば毎日のように下痢気味になったのもその影響だったのかもしれません。 日に日に衰えていくのが分かり昨日から食事もせず動くこともほとんどなく、今日はいつもなら小屋で丸まってるはずのあの子がいつまで経っても地べたに寝そべっていました。このときすでに動く体力すらなかったのでしょう。 いきなり知らされた悲報にいてもたってもいられなくなった家族は寒空の中愛犬のそばにいました。 クッションで首も持ち上げて毛布をかけてやりなるべくつらくないように配慮して。 吼えるどころか首すら動かせない愛犬。 涙が止まりませんでした。 しばらくして親父が静かに寝かせてやれといい自分は部屋に戻っていきました。 冷たいように思えて一番つらいのは親父だったと思います。なにかと世話をしていたのも親父だし家族の中で一番なついていたから。 おかんと2人で見守るなか涙と鼻水が止まらなかったのでかお洗おうと家の中へ。 戻ろうと思った時おかんがなにか言っていたので急いで戻ってみると、愛犬はもう目を閉じていました。僕が戻るまでのほんのわずかな時間。ほんの20秒くらいの間に。 正直、今までにないほどの後悔をしました。 ほんの20秒。 10年以上も一緒に過ごしてきた愛犬の最後を看取ることが出来なかった。 こんな自分でも最後くらいそばにいてあげたかった。 今思い返しても後悔の念でいっぱいになります。 思い出すだけで涙があふれてくる。 今も日記を書きながら部屋に飾ってある愛犬の写真を見るたびに涙がでます。 今思えば色々な思い出があります。 近所の名物「脱走犬」として一躍有名になったりしました。 車のトランクに籠を乗せて一緒にキャンプに行ったりもしました。 僕が中学にはいって余りかまってあげなくなってしまったけど、犬であっても僕たちの家族であり僕にとってたった一人の弟であったことに間違いありません。 どうしても、家族が亡くなる時の悲しみには耐えられそうにありません。 今までありがとう。どうか安らかに。 我が家の三男坊 チロ。
by juliash
| 2007-11-12 23:15
| リアル
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